『帯広市 林佑太さん/「『最高』って言ったらありきたりなんですけど、最高ですね」』

2022.7.15

十勝は、「日本の食料基地」と呼ばれるほど畑作・酪農が盛んな地域。四季折々の美しい表情を見せてくれる十勝平野と日高山脈が織りなす大パノラマは、まさに誰もが憧れる北海道の景色。
ここで林さんがみつけた、“四刀流”の魅力とは———? ぜひ、本記事をお楽しみください。

―では最初に、簡単な自己紹介をお願いします。
林さん:『株式会社そら』で副社長をしております林佑太です。移住歴は2年3ヶ月(取材時)です。
現在は帯広駅前のビジネスホテル『ふく井ホテル』の代表取締役も兼務しております、

株式会社そらではグランピングリゾート、ビジネスホテル、冷燻工房、起業家支援、直近では温泉事業を開始するなど、「十勝にあったらいいな」を創り出し「十勝に人とお金を呼び込む」ための事業を幅広く展開しております。ホテル運営をしている会社ならホテル業、食品作っている会社なら食品業という言い方をすると思いますが、私達は業種というよりも軸足は「十勝」に置いております。そのことから自分達では「『十勝業』をしています」と言ったりしています。

―十勝に移住するまでの経緯を教えていただけますか?
林さん:大学卒業の22歳まで札幌にいたのですが、就職で東京の企業に就職して、昨年の3月まで丸の内で働いていました。そうしたら、大学時代の友人で『株式会社そら』の社長の米田から「起業するぞ」と誘われ、移住を決意しました。
米田は、大学時代から「十勝で起業する」っていうことをよく言っていました。飲んだ時などに米田から「起業したらお前を誘うからな」って言われていて、僕も「わかった。誘われたらどんな環境でもお前のところに行ってやるよ」と。そういう“カッコつけ”が11年後に実現した形です。

―素晴らしいエピソード有難うございます。林さんの現在の家族構成についてもお聞かせください。
林さん:妻と子ども三人です。今は家族を連れて来ておらず、単身で帯広に住んでいます。

―今日ご参加の皆さんも子育てに関してはとても関心があると思います。十勝エリアの子育てに関しては、どのように見ていますか?
林さん:自然や食など、何もかもが豊かなこの土地で育てるというのは、何物にも代え難いメリットで、素晴らしいことだと思います。一方で、敢えて課題を挙げるとするなら、「教育」かなと思います。より良い大学、より良い就職先を見つけようと思った時に「教育」という面で一考する方はいると思います。逆に言えば「教育」での充実を図ることがでければ、移住は更に促進すると思います。

―お子様方は十勝にどんな反応をされていますか?
林さん:僕が十勝に来るまでは十勝という言葉は聞いたことすらもない場所だったのに、今では、「十勝行きたい!」と日頃から言うようになり、実際に十勝に来た時に夏は凧あげ、冬は雪だるま作りなど、都会じゃできないまさに「非日常」を楽しんでいます。「また十勝に行けるのはいつなの?」と楽しみにしており、最近では1シーズンに1回来るのが決まりになりつつあります。子どもにとってはパラダイスなんだろうと思います。

―林さんの今の生活はいかがですか?
林さん:「最高」って言ったらありきたりなんですけど、最高ですね。「十勝ってどうですか?」と聞かれることがよくあるんですが、「四刀流で素晴らしいところだ」と答えるようにしています。
世の中は大谷選手で話題になっていますけども、十勝は「食」「気候」「景色」「人」、4つの要素が極めて高いレベルで揃っている「四刀流」の土地かなと思います。

―やはり「食」は素晴しいものがたくさんありますか。
林さん:はい、飲食店も素晴らしいですし、近所のスーパーで売っている海産物とかも群を抜いて美味しいです。また、食べ物だけじゃなく、お酒も素晴らしいものが多くて、例えば帯広畜産大学の中にある上川大雪酒造の日本酒は十勝の食べ物と相性が抜群すぎますね。僕は十勝の食べ物と日本酒で1ヶ月で5キロ体重が増えました(笑)

―「気候」はいかがでしょう?
林さん:気候は「十勝晴れ」という言葉があるほど晴れの日が多く、実際に晴天率が日本一の場所でもあります。特に冬の間はずっと晴れています。東京だったら梅雨とか気が滅入ってしまう時期があると思うんですけど、やっぱり晴れているだけで気持ちというのは全く違うなと、こっちに来て感じています。

―「景色」はいかがですか?
林さん:よく言われるように、「どこまで行っても一本道」みたいなそういう景色も素晴らしいと思いますし、個人的にはその一本道の先にある日高山脈が本当に素晴らしくて、綺麗という言葉を超えて、もはや「かっこいい」と思います。
山並みを横目に自分の好きな音楽をかけて車通勤をするのですが、気分はぶち上がります。
東京丸の内で働いていた時の満員電車の通勤中とは雲泥の差ですね。笑

―「人」というのはいかがでしょうか?
林さん:なかなか抽象的で説明しづらい要素ではあるですが、個人的にはこの「人」こそが、十勝の魅力的な1番大きな要素かと思います。十勝にいる方々って十勝が好きで住んでいる方が本当に多くて、仕事があるから住んでいるというよりは、十勝のことが好きで、十勝という場所を選んで来ている方がとても多いという印象です。だからこそ十勝を盛り上げていこうという部分があるなと。人としての温かさ、優しさ、かつ熱さですよね。

―移住を考えている方へのアドバイスは何かありますか?
林さん:僕達「株式会社そら」が2年数か月前まさにそうだったように、十勝を好きになって「この十勝で頑張って行きたいんです!」と発信し続けることで、共感し関わってくれる方が大勢いるという土地だと思います。まずは十勝を好きになる事から始めるというのが大事です。

―これは事前に寄せられた質問なのですが、冬の光熱費はどれくらいですか?
林さん:僕は単身なんですけど、電気・ガス合わせて月1万円くらいかかっていると思います。ただ東京と決定的に違うのは、冬の暖かさです。東京に比べ、冬の暖かさに住宅の重点が置かれているので、光熱費は少し高めでも、めちゃくちゃ暖かいです。真冬にこそ、Tシャツ・短パンで暖かい家の中で冷たいアイスを食べるという贅沢な生活習慣が十勝にはあります。笑

―最後に、皆さんに伝えておきたいことがあればお願いします。
林さん:繰り返しになりますが十勝は「食」「気候」「景色」「人」、四刀流の場所で、移住には本当にオススメできる場所だと思います。何も先入観を持たずに1回来ていただいたらその良さは多分にわかると思います。ぜひ、まずはお試しで十勝にお越しください。

―十勝の良さは、来てみてこそ分かりますよね。本日はどうも有難うございました。